丹沢最高峰「蛭ヶ岳」へ。焼山登山口より丹沢主脈をゆく

2018年のゴールデンウィーク。まずは丹沢の最高峰「蛭ヶ岳(標高1673m)」を登ってきました。

丹沢最高峰・蛭ヶ岳へ

私にとって3回目の丹沢です。
・1回目…鍋割山塔ノ岳丹沢山丹沢三峰
・2回目…大山登山マラソンからの大山登山。

そろそろ広大な丹沢山地のど真ん中にそびえる最高峰に挑戦してもいいのではないかと。

「一番高いところに登ってみたい」、と思ってしまうのは不思議な心理ではありますが、どうしても登りたい気持ちが抑えられず蛭ヶ岳へ。

 

蛭ヶ岳への登山ルート

蛭ヶ岳は丹沢山地のほぼ真ん中に位置します。そのため登山口からの距離があり、通常は「1泊2日で登る山」とガイド本などには書かれています。

主なルートとしては
塔ノ岳丹沢山からの丹沢主脈を南から北上するコース。
・焼山など経由で、丹沢主脈を北から南下してくるコース。
・西丹沢から檜洞丸を経由して、東へ進んで来るコース。

が、あるようです。

 

「山と食欲と私」での蛭ヶ岳

私が最近ハマっているコミック「山と食欲と私」では、5巻50~52話で丹沢主脈を縦走。

丹沢主脈の中の一番北の山「焼山」の登山口から縦走して蛭ヶ岳まで登り、山小屋で1泊し翌日丹沢山塔ノ岳鍋割山経由で下山。

今回登ったルート


今回私が登ったのはこのコース。蛭ヶ岳山頂までは「山と食欲と私」と同じコースです。標準タイムだと6時間超。私は日帰りする気なのでハイペース登山。

蛭ヶ岳から先、丹沢主脈の丹沢山塔ノ岳鍋割山は前回行っているので、丹沢山の手前の「棚沢ノ頭」からユーシン渓谷に降りるコースにしようと決めておりました(が、その通りにはいかず)。

 

焼山登山口より、丹沢主脈を行く

橋本駅からバスを乗り継いで「焼山バス停」下車

焼山登山口へのバスはとても少ない。

土日の場合、JR・京王の橋本駅の北口から6時20分発のバスで三ヶ木(みかげ)バスターミナルへ。そこから6時55分発月夜野行に乗り換える。このバスにのれないとタクシーでも使うしかない。

私は早めに宿を出て6時過ぎには橋本駅北口のバス停に到着してたので難なく座れましたが登山客で満員。三ヶ木からは先は増便されたので逆に空席もありましたけどね。

7時15分ぐらいに「焼山バス停」着。ほかに登山客20名ぐらい下車しました。

ちなみに「焼山」で降りずに、この先の「平丸」「東野」等のバス停で下車し、そこから丹沢主脈へ登ることも可能。そのほうが距離は短くなるので楽なはず。


焼山バス停前に「諏訪神社」があります。みんなお参りしてたので私も真似して参拝。この神社の裏にトイレもある。

焼山登山口から登山開始(標高300m位)


バス停から100mほど西へ進み、この道を左へ。丹沢登山のメインストリートといえる登山道なので看板もきちんと設置されてます。


前方にこれから登る「焼山」が見えました。


この焼山からの丹沢主脈コースは、丹沢南部の塔ノ岳あたりと比べると通る人がだいぶ少ないようですが、きちんと整備された歩きやすい道が続く。


ツツジも咲いていた。


新緑の気持ちいい森。


最初の目標地、焼山までは標高差700m以上ありますので、急ではないですが、上り坂がずーっと続く。

展望台からの景色が素晴らしい・焼山(標高1060m)


焼山山頂は迂回することもできますが、せっかくなので山頂へ。


マムシグサ(?)。登山道脇でよく見かけました。


焼山山頂到着。「山と食欲と私」などで見たこの鉄塔、展望台なので登れるのです。


展望台登ってみました。柵がちょっと低いので怖い。けど景色はとてもいい。宮ヶ瀬湖も見えるし、


丹沢三峰が真ん前に見える。本当に3つ並んでいるのですね。登った時はどんな形の山なのかわからなかったけど。

その右には丹沢山。さらに右の木の枝の間からは蛭ヶ岳。

焼山をスルーしないでよかったと思える風景でした。


焼山から先へ進む。登山道わきにこんな空き缶が捨てられてました。(5倍希釈?)オレンジカルピス缶。何十年前に捨てられたものなのか。


タチツボスミレ(?)


平丸分岐を通過。平丸バス停から登るとここに出るのですね。

 

黍殻山(きびがらやま・標高1273m)は眺望なし


黍殻山の山頂へ。ここも巻き道があり迂回も可能ですが、せっかくなので山頂へ。こんな根っこ地獄を通って、


折れた木をくぐったりして、


黍殻山山頂到着。ここはいまいち。まったく景色が見えない。


黍殻山を降りて巻き道と合流。水場の看板あり。下のほうから水音がしましたが、水は多めに背負ってて用事がないのでスルーしてしまった。

「山と食欲と私」の鮎美ちゃんが水を汲んだのはここだったみたい。行っとけばよかったな。


大平分岐を通過。大平方面は通行止めでした。「ヒル注意」「マムシ注意」。前回の丹沢は蛭に食われましたが、今回は無問題でした。


登山道の下のほうに黍殻避難小屋。上から見た感じでは、新しい建物と緑がきれいな広場。


木々の間から蛭ヶ岳が見える。意外に早く着けそうな予感。ここで3人目の登山客とすれ違う。やっぱりGWとはいえこのコースを歩く人は少な目のようです。


木道で保護された場所もあったり、


森林保護活動で使われるためのモノレールのレールが引かれてたり。


明るい尾根道進んでいきます。


高尾山から大阪まで続く「東海自然歩道」の最高標高地点、標高1433mを通過。

 

姫次(標高1425m)・目の前に富士山が突然現れた


「東海自然歩道の最高標高地点」を通過してすぐ、目の前に富士山が突然登場。予感もなにもなかったでのびっくり。快晴の空の下の凛々しい富士山。かっこいい。

このポイントは「姫次」という展望スポットで、ベンチ・テーブルもありのんびり休憩できる。どこからやってきたのか登山客が十数人休憩していた。

 


アセビの木の間を通って、次へ進みます。


姫次からちょっと進んだところ。崩壊しているところを通る。


サクラ(のはず)


地蔵平を通過。


目の前に蛭ヶ岳が大きく見える。


「オオバイケイソウ」よく見かけました。鹿が食べないのでたくさん繁殖しているらしい。


右手を見ると「檜洞丸」と「熊笹ノ峰」の間から、富士山が”ちょこん”と頭だけだしてました。


さらに進むと、「檜洞丸」と富士山が二人羽織状態。

蛭ヶ岳の北側斜面を登ってますが、斜面が崩壊している場所がたくさんあります。地震のせいなのか、雨のせいなのか、シカのせいなのか。


大室山方面。下には神ノ川が流れる。先日この下のほうで遭難があり心配してたのだけど、ちょうどこの前日に発見されたとのこと。6日間も大ケガで身動き取れない状態だった模様。携帯も通じないエリアのはずだし、やっぱり山は怖いですね。他人事じゃない。


富士山はやっぱりいい。何度も足を止めて富士山を眺めました。


蛭ヶ岳へ最後の階段を登る。

丹沢最高峰 蛭ヶ岳(標高1673m)到着。


スタートから3時間半ぐらいで蛭ヶ岳山頂へ到着できました。

快晴で(ちょっと霞んでいる気はしたものの)景色も最高。西の方角には富士山。


蛭ヶ岳山頂から南には鍋割山。下には熊木沢が流れる。


蛭ヶ岳の東南側方面。棚沢ノ頭、丹沢山に塔ノ岳。ゆるやかそうな尾根道が続いている。


蛭ヶ岳小屋脇から東方面を見た風景。宮ヶ瀬湖と、その先には相模原の街。やっぱり泊りがけで来て夜景を見たほうがよかった、かな。

蛭ヶ岳小屋でカレーライス


山頂広場近くにある蛭ヶ岳小屋。


蛭ヶ岳小屋の中に入ってカレーライス(800円)を食す。宿泊客でなくても予約なしで食べられます。レトルトだと思うのだけどおいしくいただきました。

私が蛭ヶ岳小屋でカレーを食べたのには、空腹を満たす以外の理由もあって…

「山と食欲と私」ファンは「蛭ヶ岳小屋」に立ち寄るべき。


「山と食欲と私」作者の信濃川日出雄先生がノートに「鮎美ちゃん」を書かれているのです。2年ほど前に宿泊されたらしい。

「蛭ヶ岳小屋」の自炊部屋などの雰囲気は「山と食欲と私」で描かれているまんま。「山と食欲と私」ファンは「蛭ヶ岳小屋」に立ち寄らないとダメですよ。