丹沢で一番人気の山「塔ノ岳」へ鍋割山から縦走してみました

鍋割山で鍋焼きうどんを食べたあとは、塔ノ岳へ向いました。

塔ノ岳(とうのたけ)とは

塔ノ岳は丹沢山地の南側、いわゆる表丹沢の最高峰。標高は1491m。秦野市、清川村、山北町の境に位置します。

山頂に黒尊仏といわれた大きな岩があったため、別名「尊仏山(そんぶつやま)」とも言われる。また、尊仏岩はお塔とも呼ばれていたことで、塔ノ岳の名前も生まれたとのこと。

結局、「尊仏山」という名も「塔ノ岳」の名も、山頂に巨大岩があったことが由来なわけですが、その大きな尊仏岩は、関東大震災のときに崩壊したため、現在は残っていない。その代わりに「狗留尊佛如来」という石碑と石仏が現在では安置されています。

塔ノ岳は、秦野市の町から近いことから昔からよく登られていた山で、山頂への道筋で露天賭博が行われていたこともあるそうです。

塔ノ岳登山ルート

塔ノ岳への主な登山ルートは2つ。丹沢の表玄関「大倉」から登る大倉尾根コースか、ヤビツ峠から登る表尾根コースか。

そのほか、鍋割山、丹沢山、ユーシン渓谷方面などへも登山道がつながっているため、さまざまなルートで塔ノ岳へ登ることも可能。

大倉尾根コース

大倉への交通アクセスはこちら大倉登山口からそのまま北へ、いわゆる「バカ尾根」を登る。バカみたいに同じような階段の登りがつづくのでバカ尾根。標高差は1200m、距離は6.4kmほど、標準タイムは3時間30分。

表尾根コース

秦野駅からバスでヤビツ峠へ(→神奈川中央バス時刻表。バスの本数は少ない)。ヤビツ峠から二の塔、三の塔、行者ヶ岳、新大日を経由し緩やかに登るコース。鎖場もあるらしい。標高差は730m、距離は7.2kmほど、標準タイムは4時間5分。

「ヤマノススメ」での塔ノ岳

ゆるふわアウトドアコミック「ヤマノススメ」では、14巻の百二~百六合目(102-106話目)で登場。あおい、ひなた、ここな、ほのかの4人が大倉からバカ尾根を登り、塔ノ岳を通過し、丹沢山で山小屋泊。翌日来た道を下山していました。

 

鍋割山から塔ノ岳へ歩いてみました

今回私が歩いたコース。鍋割山で鍋焼きうどんを食べた後、鍋割山稜を東へ。金冷シから、大倉ルートに合流し、塔ノ岳へ。距離は2.8km、標準タイムは1時間25分。

鍋割山から再スタート

11時過ぎ。鍋割山荘の裏手に廻るとこの分岐があるので、案内板の通り右へ進む。

鍋割山稜という稜線を行きます。それにしても鍋割山まではたくさんの人がいたのに、ここは人が少なく、だいぶ寂しくなりました。

左右が急斜面のところもあったりしますが、この道はきちんと整備されているので、危険性はほとんどなし。

左手を見ると、霧の切れ目から、玄倉(くろくら)川の上流の鍋割沢、箒杉沢が見下ろせました。

写真撮りませんでしたが、小丸という標高1341mのピークを通過。小丸からは二俣への分岐が有ります。

相変わらず、気持ちよく整備された遊歩道のような山道を進む。

標高1386m、大丸というピークを通過。

ここはけっこうな下り。

下りもあれば上りもある。本当にきちんと整備された山道です。

お花もきれいに咲いてました。

金冷シ(標高1367m)

大倉から塔ノ岳へ向う大倉尾根ルートと、鍋割山稜の合流点「金冷シ」へ到着。ここまであまり登山者が少なく寂しい山道でしたが、ここからは塔ノ岳へ向う人たちがたくさん。

金冷シ」は「キンレイシ」と読むのかと思ったのだけど、実は「キンヒヤシ」らしい。理由は男の大事なキン○マが冷えるほど危険な場所という意味で、丹沢山地にはほかにも数箇所「金冷シ」があるようです。

この大倉尾根の「金冷シ」は何が危険なのかまったくわかりませんでしたが、このあと行った丹沢三峰の「金冷シ」は怖くて、キンタ○が縮む思いをすることになります。

金冷シから塔ノ岳山頂までは500m。

 

塔の岳山頂(標高1491m)

鍋割山から50分ほどで塔の岳山頂に到着できました。塔の岳山頂は登山者でいっぱい。

晴れてて霧がなければすごい絶景なのだろうな…という場所でした。

鍋割山方面の眺め。鍋割山は相変わらず霧の中。

玄倉川、鍋割沢渓谷方面。こっちは霧がかかってないので、見通せました。

蛭ヶ岳、丹沢山方面。こっちも山頂は霧の中。

東の大山方面は濃い霧でまったく見えず。

山頂に置かれている狗留尊佛如来の石碑・石像。毎年5月に、遭難者の慰霊、登山者の安全祈願=尊佛祭が行われるそうです。

塔ノ岳山頂には山小屋「尊仏山荘」があります。

塔ヶ岳の山頂は広くてゆっくりできるし、条件がよければ、360度ビューの良い景色が見えるはず。富士山も見えるようです。