2017/08/09

【渋沢栄一ゆかりの場所①】清風亭と誠之堂

深谷市に行った際に渋沢栄一ゆかりの場所をちょっとめぐってみました。

無料で見れる歴史的西洋建築 清風亭と誠之堂

まずは、深谷駅から北へ4kmほど。深谷市の大寄公民館へ到着。

この公民館の敷地には、明治大正ごろの西洋建築に興味がある人には、ぜひ見ていただきたい建物が2つもある!。

両方とも深谷市生まれの偉人渋沢栄一に関係がある建物で、平成になってから東京から深谷に移築され公開されているものです。

公民館で受付してから見学します。入場無料!

ガイドさんがいるので、基本的にはガイドさんに案内されるかたちになります。

清風亭と誠之堂・場所

埼玉県深谷市起会110番地1(大寄公民館の敷地内 北部運動公園横)

清風亭と誠之堂・開館時間

年末年始以外の9時~17時まで
予約は不要だけれど、10人以上の団体の場合は事前申請必要

誠之堂

入場して右にある建物が誠之堂

1916年(大正5年)に、渋沢栄一の77歳の喜寿を祝って、渋沢栄一が初代頭取を務めた「第一銀行」のひとたちから送られた建築。

もともとは東京の世田谷区瀬田にあった第一銀行の保養施設「清和園」の敷地内に建てられていたものですが、取り壊されるということになったので、深谷市がその間際に引き取って移築したもの。

(ちなみに、移築のときはレンガ1個1個に分解してから再度組みなおした・・・というようなことはなく、持ち運べる塊に切って運搬。それを組みなおしたそうです。ここはガイドさんがいるのでいろいろ教えてもらえます。)

設計者は田辺淳吉。煉瓦造平屋建で建築面積は112平方メートル。

深谷市にあった日本煉瓦製造株式会社のレンガが使われています。

住むための家ではなく、主として小規模での集会用途での建物なので、普通の一軒家程度の大きさです。

裏から見るとヨーロッパの田舎の農家のような雰囲気ですが、西洋・東洋さまざまなスタイルを取り入れているのが特徴で、見る部分によって印象が変わる。

特に目を引くのが広間にあるステンドグラス。洋館の中でありながら中国式に描かれています。

床下には朝鮮のオンドルの構造になってたりもします。

 

清風亭

清風亭は1926(大正15年)、誠之堂の完成から10年後に、佐々木勇之助の70歳の古希を記念して誠之堂の隣に建てられたもの。

佐々木勇之助は渋沢栄一の右腕として活躍してきた人で、第一銀行の第二代頭取を勤めました。

清風亭の設計は西村好時。鉄筋コンクリートの平屋。

白壁に、スパニッシュ瓦の屋根や、5連アーチのベランダがあったり、南欧風の要素が多く、誠之堂と比べると明るい印象。