上尾の奇祭「平方のどろいんきょ」で泥だらけ

上尾市の西のはずれの地区「平方」で行われた“奇祭”どろいんきょを観てきました!

どろいんきょとは、7月の海の日の前日に行われる夏祭り。無病息災や五穀豊穣を願う祭りであり、埼玉県指定無形民俗文化財に指定されています。

いんきょ神輿とわれる白木の神輿が町中を渡御するのですが、そのいんきょ神輿を各神酒所で泥だらけに転がしまくるのが奇祭と言われるゆえん。

名前の由来としてはどろいんきょの”どろ”はもちろんのこと。”いんきょ”は隠居したお神輿を引っ張り出してきたからとか、隠居した老人たちがはじめた祭だからとか、諸説あるそうです。

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午後1時からお祭りスタートですが私が到着したのは午後2時前ぐらいでした。祭りの起点八枝神社にはすでにお神輿の姿なし。

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人混みの方向に進んでみると、神社近くの空き地で祭り開催中!でも狭い敷地でたくさんの人がいたため、様子は殆ど見えず。しばらくすると神輿を担いだ人たちが出て行ったのでついていく。

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近くの神酒所。神酒所といっても人んちの庭。上尾のこの辺は農村に雰囲気が残っており、昔からの農家のお宅のようで敷地広い。ここのお庭に水がまかれどろんこの舞台ができておりました。神輿と半裸の男たち、それから少なくとも百人以上の観客が集結。しばし飲み食いの時間で、観客の一部にもキュウリやスイカなどが振る舞われる。

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しばらくすると”どろんこ祭り”スタート。神輿をあちらこちらに転がす。

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敵味方で攻め合っているようにも見えるのだけど、規則性なく転がしているようにも思えました。どのような基準で神輿を転がしているのかは正直なところわからず。

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この写真のように神輿を立てたときは要注意…

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神輿が倒され、泥が観客の方にまで飛んできた!途中までは泥を被らないように気をつけていたのですがあきらめる。泥をかぶるくらいの距離で見てたほうが迫力があるし、ご利益もあるように思われます。

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子どもたちも神輿転がしに参加。

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神輿転がしが一段落すると、神輿を立ててその上で”ひょっとこ”のようなお面をかぶった人が踊る。

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別のおじさんも踊る。

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で、踊りが終わったあとは、またお神輿を泥の上で揉みまくる。

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この神酒所で祭りが始まって小一時間、逆さにされた神輿のうえに先導お人が乗って神輿は別の場所へ向かう。

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神輿は荒川へ。

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「だめよ、だめ」といいつつ神輿を川に入れるのがお約束らしい。写真右上にはお約束のように消防の人が待機中。

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この辺りの荒川は足もつかない深さのようで、下流に流される。流されるのもお約束で、下流にはロープを持った人たちが待ち構えており、無事神輿は陸上へもどる。

この後はさっきの神酒所へ戻り、また神輿転がしが始まり、これを5箇所の神酒所で繰り返すもよう。時間がなくって私は帰っちゃいましたが、聞いた話によると昔(戦前)は三日三晩行われたらしい。

楽しそうなので自分も泥だらけで神輿を転がす方をやってみたい、かな。ともあれ、いいもの見せてもらいました。