2017/08/09

信越本線の廃線跡「アプトの道」を走ってみました。

アプトの道を自分の足で走ってきました。

「アプト」とは、碓氷峠鉄道文化むらでも展示されてましたが、勾配のきついところを登るための鉄道の仕組み「アプト式ラックレール」のこと。信越本線の横川駅から軽井沢へ向かう途中の碓氷峠超えの区間で採用されていました。

今では廃線となったアプトが使われていた線路の一部を遊歩道として整備したのが、アプトの道碓氷峠鉄道文化むらの側から、旧熊ノ平駅まで6km少々あります。

碓氷峠鉄道文化むらから登って行って往復してこようかと思っていたのですが、バス停を見てみたところちょうど熊ノ平駅を経由するバスを発見。これに乗って行って熊ノ平駅から下ってくれば楽ちんだ!ということでバスに乗っていくことに。横川駅~軽井沢駅を結ぶ路線バスは1日8往復ほどあるのですが、旧18号線を通って熊ノ平駅を経由するバスは行楽シーズン中の1日1往復だけなのでラッキーでした。


満員の路線バスに揺られて旧18号線を登ってきました。熊ノ平駅のバス停で下車したのは私のみ。看板に沿って階段を登る。


熊ノ平駅跡。2本の線路の間が遊歩道になってます。線路の中は立入禁止。


熊ノ平駅から軽井沢方面を見たところ。こちらは遊歩道として整備されていないので、雑草が生え放題でした。


1950年に起きた駅構内での土砂崩れで犠牲となった方への慰霊碑。


さて、熊ノ平駅から横川方面へ走り始めます。まずは10号トンネルを進む。アプトの道には10個のトンネルが有り、横川から1号、2号と名前がついております。


標高の高い場所ですが、気温35度ほどはあった日です。でもトンネルの中はとっても涼しくて気持ちがいい!レンガの内壁が歴史を感じさせてくれます。


9号トンネルの先にあった小さめのレンガ橋。遊歩道脇にイモリかヤモリがおりました。「クマ出没注意」の看板もあり、ちょっとビビる。


熊ノ平駅から5つ目の「6号トンネル」。これまでのトンネルは100mほどと短めだったのですが、ここは長くって500m以上。


延々と続く「6号トンネル」。熊ノ平駅を出発してから人っ子一人いなかったのですが、出口が近づくに連れ、人の話し声が聞こえてきました。


「6号トンネル」を出たら、そこはめがね橋(碓氷第3橋梁)。下の旧18号から登ってきた観光客がちらほらと。


めがね橋からの眺め。


めがね橋脇に階段がありましたので、めがね橋の下まで行ってみました。


左側から見上げためがね橋頭文字Dにも出てきた風景です。


レンガでこのような大きな橋をよく作ったなー、と、感心しながら見上げる。


めがね橋を後にしてまた走ります。


めがね橋から1kmほどで碓氷湖が見えてきました。


碓氷湖は坂本ダムのダム湖。ぐんまちゃんの工事看板が群馬らしい。かわいい。


碓氷湖の周りにも遊歩道あり。せっかくなので碓氷湖を1周してみます。


反対側の湖畔まで来たところ。


ダム湖なのに、水がきれいに透き通っている。大きな鯉が何匹もゆうゆうと泳いでました。


これがダムの本体。


碓氷湖をあとにして、またアプトの道を下る。


現在休館中の「峠の湯」まで来ました。此処から先はレールが生きています。このレールは現在碓氷峠鉄道文化むらが管理しており、EF63運転体験に使われたり、休日にはトロッコが運行されています。


「峠の湯」を過ぎると、ふもとに近づいてきたせいか急速に暑さ感じる。


峠の湯から1kmほど。明治44年建造の国の重要文化財丸山変電所につきました。これまたレンガ造りの趣きのある建物。右が蓄電所、左が変電所。信越本線は急勾配への対応のため、日本一早く明治時代には電化されたのですね。


ガラス越しに中を見てみたところ。何もない。年に1回は一般公開されているみたいです。


変電所をあとにして、また下ります。先に上信越自動車道の橋梁が見える。


変電所から1km少々で、碓氷峠鉄道文化むらの裏手にたどり着きました。ほぼゴールは目前ですが、すぐ近くに碓氷関所があるとの看板をみつけたので行ってみる。


これが碓氷関所跡の門。すぐそばに無料でみれる関所資料館があり、ボランティアのおじさんからいろいろ説明を受ける。


ボランティアのおじさんによると、この門は貴重なものだそうです。


関所跡近くにあった民家の看板。こちらのほうが私にとっては価値がわかりやすい。


アプトの道の起点へ到着。アプトの道の長さは6km少々ですが、いろいろ道草したので総走行距離は8.5kmほど。時間にして1時間20分ほど。高低差300mをひたすら下ってきただけなので、猛暑日でしたが楽ちんランニングでした。